今回の《街なかの気になる》は?
仙台の街なかの「気になる」こと・もの・スポットを、タネルンがリサーチする《#調べてTANELUN》。寄り道感覚で気楽に、時にはマニアックなところまでじっくりと掘り下げれば、夢中になれるものが見つかるかも!
ここ数年、仙台の街なかにぞくぞくとオープンしている古着屋。SDGsへの意識の高まりからも注目されていますよね。気になりつつも、「おしゃれ上級者」「ティーンのトレンド」というイメージから、何となく店の前を素通りしてしまう…。
今回はそんな古着ビギナーのTANELUNスタッフが、仙台の街なかにある古着屋に調査へ!
新店から長年愛されている店まで、個性豊かな古着屋がそろっている仙台市中心部。どこに行こうかリサーチしていると、青葉区立町に落ち着いた雰囲気のショップを発見。まずはこちらに行ってきまーす!
古着愛あふれるセレクトショップ「BEAGLE」
訪れたのは、アメリカを中心に海外から輸入したレディース&メンズの古着を扱っている「BEAGLE(ビーグル)」。
インテリアや植物が飾られたアンティークな雰囲気の店内に、古着がすっきりとディスプレイされています。
「古着屋」というと、古着がびーっしりと並んだ店内を勝手にイメージしてしまうTANELUNスタッフ。その中からお気に入りの1点を見つける楽しみもあるんだろうなと思う一方で、古着ビギナーにはちょっぴりハードルが高い…!
そんな人でも、こちらなら落ち着いて買い物が楽しめそうです。
服1点1点を見ても、古着らしい個性的なデザインでありながらも清潔感が感じられます。古着の使用感に抵抗があるという人も、きっと安心して選べるはず。
こちらのショップを営んでいる荒川達郎さん(左)・杏菜さんご夫婦に話を聞いてみると、「服のコンディションの良さ」にこだわりを持っているとのこと。
なるべく使用感の少ない服を仕入れ、洗濯やアイロン、さらには修繕まで、1点1点丁寧に手を掛けた商品を販売しているそう。学生時代から古着が好きだったというお二人の古着愛を感じますね。
移転前を含めて、今年でお店をオープンして7年目。幅広い世代のお客さんが訪れていますが、30代以上や家族連れも多いそうですよ。
キレイめコーデ×古着のMIXを楽しむ
「BEAGLE」では、ブランドや年代的な価値が高い「ヴィンテージ」と、手に取りやすい価格の「レギュラー古着」の両方を扱っているとのこと。
アクセサリーも含めて500~600点のアイテムがあり、レギュラー古着であればTシャツは3000円~5000円程度、スウェットは5,000円~7,000円程度の価格帯のようです。
古着ビギナーであることを伝えると、4・5月にオススメのアイテムを教えてくれましたよ。
まずは、春らしいカラーがキュートなブラウス(7,700円)。Tシャツの上にふわっと羽織ったら、おでかけしたくなっちゃいそう…!この2色のほかに、パーブルやピンクもありました。
オーバーサイズで着こなすのもオススメとのことで、メンズアイテムにもトライ! 選んでもらったのは、こちらのストライプのシャツ(7,700円)。たしかに暖色系なら、メンズアイテムでも取り入れやすいかも。
組み合わせに迷っていると、「古着のトップスにキレイめのパンツやスカートを合わせたりと、最近は手持ちの服とMIXして楽しむ人が増えています。古着を1点プラスするだけでも個性が出て楽しいですよ」とアドバイスしてくれました。
「これ着てみたいけど、何と組み合わせたらいいんだろう…」「普段着ているこの服に合う古着はある?」などなど、ビギナーの悩みや疑問に優しく応えてくれるお二人。気軽にお店を訪れて、相談してみてくださいね。
問い合わせ
BEAGLE USED&VINTAGE
宮城県仙台市青葉区立町21-1
営業時間/月~金曜 13:00~20:00、土・日曜・祝日 12:00~19:00
不定休
beagle.sendai@gmail.com
https://www.instagram.com/beagle_sendai/
ロープライス&エコを発信する「LOWECO(ロエコ)」
次に向かったのは、年々、新しい古着屋が増えている仙台市中心部のアーケード。
2023年12月、クリスロード商店街にオープンしたばかりの「LOWECO(ロエコ)」にお邪魔しました。競馬観戦施設「VIESTA」があるビルの2階にあります。
店名の通りロープライス&エコな「お財布にも地球にも優しい」がコンセプト。仙台駅前にある「古着屋JAM」と同じ会社が手掛けている関西発の古着屋です。
店内には、ユニセックスで楽しめる海外輸入のアイテム約8,000点がずらり! 店内が広々としているので、リラックスして買い物できますね。
3,000円前後のアイテムが多く、2,000円程度のデニムやパーカーも。なんと 1万円以内でトータルコーディネートが完成しちゃうというから驚き! ロープライスながらも、しっかりクリーニング&ケアされている印象です。
正解がない!古着の面白さ
「メンズアイテムの小さいサイズも多く扱っているので、サイズ感によって色々なスタイリングを楽しめます」と教えてくれたのは、店長の石原佑馬さん。
ロープライスということなので、トータルでコーディネートしてもらいました!
ストライプのシャツにPOLOのTシャツ(各2,200円)、アイボリーのパンツ( 3,410円)を組み合わせたコーディネート。シックな色合いだから、全身古着でも違和感なく着れそう! 抜き襟のルーズな着こなしなら、ボーイッシュになり過ぎず大人っぽく決まるんですね。
Tシャツだけ眺めてみても、古着らしいユニークなデザインからシンプルな無地の物までいろいろ。迷った時はブランドのアイテムを選ぶと、コーディネートが締まりやすいそうです。
全身はもちろん、アウターだけ古着という着こなしを楽しむ人も多いのだとか。たしかにアウターって、シンプルなデザインが多いから人と被りがちですよね。 このイエローのジャケットも可愛い~
お客さんがテーマパークのように楽しめるような店づくりを心掛けているという石原さん。「コーディネートの正解がないことが、古着の難しさでありながら面白さでもあります。手に取りやすい価格だから、この店を入り口に古着を知ってもらって、その面白さにハマってもらえたらうれしいです」と話してくれました。
古着を選ぶことが自然とエコにつながっていると考えたら、オシャレもますます楽しくなりますよね。女性スタッフも多いそうなので、ぜひ声を掛けてみて。
まだまだたくさんある仙台街なかの古着屋。今回2店を訪れたら、他のお店にも行けそうな気がしてきた…! 皆さんも街なかを巡って、お気に入りのショップを探してみてくださいね。
問い合わせ
LOWECO by JAM 仙台店
宮城県仙台市青葉区中央2-4-3 中島ビル2階
営業時間/11:00~20:00
無休
TEL022-738-8124
https://www.instagram.com/loweco_official/
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