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「貞山運河」にぷらんと行ってきました

運河そのものの価値が見直されるとともに、注目のスポットが周辺に続々とオープン。近年話題の貞山運河へ、旅好きぷらんちゃんが行ってきました。豊かな自然と復興が進むエリアとしての一面が知られるところですが、現在は新たな魅力がプラスされているようです。

キレイな景色だけじゃない


仙台湾に沿った水の道・貞山運河は、身近な自然の宝庫であり、宮城の誇る土木遺産でもあった! 仙台の発展を江戸時代初期から舟運で支えてきたこの運河。開削の始まりは伊達政宗公の頃といわれ、「御舟入堀(おふないりぼり)」「新堀」「木曳堀」を合わせた総延長が日本最長というから驚き! 夢を描き手作業で掘り進めたことを思うとスゴイ…。

御舟入堀


仙台港建設で埋め立てられ、現在は砂押川河口付近から塩釜港を結ぶのみとなっている「御舟入堀」。塩釜港近くは、プレジャーボートや釣り船の船着き場として賑わい、運河らしい風景が見られる。

新堀


新浜町内会や貞山運河倶楽部の人々が船遊びや清掃活動を行うなど、人と自然が共存しながら復興に向かっている「新堀」。原生的な自然を残していながら「JRフルーツパーク仙台あらはま」「海岸公園冒険広場」など、レジャー施設も近い。

木挽堀

「木」を「曳いて」水路を移動したことが由来といわれる「木曳堀」。政宗公が城や城下町の建設・拡張を行っていた1610年前後、名取川・広瀬川舟運と連動し、阿武隈川流域の木材を海を介さず運ぶのに利用されていたと推察されています。3つの堀の中では最も古く、あの関ヶ原の戦いの最中にも開削が進められていたとか!?

新名物「政宗海鮮丼」登場

さえぎるものがないまっすぐな道がサイクリングにも良さそう♪と、運河沿いを歩いたのは4月半ば。近くに話題の施設も多くて、あちこち行きたくなっちゃった。運河の価値を見直し活用する一般社団法人貞山運河ネットも最近設立されて、名物グルメやイベントも企画されているそう。今回はその一つ、「政宗海鮮丼」を味わったよ。貝のうま味が感じられて、貝好きといわれた政宗公もきっと満足するはず!

写真はかわまちてらす閖上内「若草寿司」の「政宗海鮮丼」。このほか「伊達な皿盛り」(かわまちてらす閖上内 漁亭浜や)、「政宗海鮮丼」(ゆりあげ港朝市 海鮮お食事処ひふみ)にも注目。

ゆりあげ周遊船が本格運航

今月から周遊船も就航し、プチ舟旅も楽しめるように。かわまちてらす閖上発着で、日曜・祝日は1日3便。「貞山運河コース」として、貞山運河を通り、ゆりあげ港朝市や名取市サイクルスポーツセンターとの間を往復するそう。

歴史的価値のあるものが観光の起点になる運河、新観光名所に急成長しちゃうかも~。(ぷらん)

貞山運河周辺の話題のスポット

JRフルーツパーク仙台あらはま

6月19日(日)まではイチゴ、6月下旬~8月下旬はブルーベリーと、旬のくだものの摘み取りができる体験型観光農園。1年を通して8品目150品種以上が育てられ、味の違いを確かめるのも楽しい! フルーツたっぷりのカフェスイーツも魅力的。

アクアイグニス仙台

「治する/食する/育む」をコンセプトに、藤塚地区に誕生した複合施設。シェフそれぞれの感性が光る料理で東北・宮城の食材を味わえて、地下1,000mから湧く温泉がリゾート感たっぷり! 運河散策の〆に立ち寄りたい。

名取市サイクルスポーツセンター

1周約4kmのサイクリングロードやスケートボード場に、温泉施設を併設。施設外レンタサイクルは、電動アシスト自転車やロード・クロスバイクなどを用意(3時間1,000円から)。運河沿いの移動もラクラク♪

御舟入堀・新堀・木曳堀 撮影:宍戸清孝

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