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深井ゆきえの【ゆるシェアコミュニケーション!】vol.2

フリーアナウンサーの深井ゆきえです。
その場の空気作りを求められる“司会”や、映像とともに分かりやすく情報を伝える“テレビ”、音声でリスナーの日常に溶け込む“ラジオ”などさまざまなシーンで「伝える」に向き合っている経験から、日々のコミュニケーションがちょっと楽に、楽しくなるような話題をゆるりとお届けしていきます。

娘に気付かされた、相づちの効果


先日、小学3年生の娘がこんなことを言いました。
「ママ、3年生になってから授業中に発表することが楽しくなったの。なんでかっていうとね、今のクラスのみんなは誰かが何か言うたびに、『うんうん!』とか『へぇ~』とか、『すごいね、それでそれで?!』って、ニコニコしたり驚いたりしながら聴いてくれるの。そしたら、これでいいんだって自信を持って最後まで話せるんだ。だから今のクラス大好き!」

どうやら、担任の先生がそのように指導してくださっているようなのです。なんて温かく素晴らしい試みだろうと感激すると同時に、ハッとしました。

「聴いているよ」という意思表示、できている?

私たち大人は、オフィスでの打ち合わせやオンライン会議、あるいは同僚との会話の中で、積極的に心のこもった相づちを打ったり、「聴いてるよ」という意思表示(態度や表情でのリアクション)をしたりしているでしょうか?

おそらく無反応とまではいかないまでも、「意識的にリアクションをしています!」と自信を持って言える方は多くはないのではないでしょうか。

特に、オンライン会議では話し手以外は「ミュート」の場合がほとんど。相づちを打っても聞こえませんし、リアクションをすることすら意識しないと忘れてしまう。オンラインで仕事をしたりコミュニケーションをとったりすることが日常になった私たちは、つい相手が目の前にいても相づちを打つこと、つまり「聴いてるよ」と伝えることへの感度が下がっている気がするのです。

でも、誰しもきっと経験がありますよね。相手が聴いてくれていると感じたら、自分でも驚くほどスラスラと言葉が出てくることがある。そこには「認めてもらえた」と感じる安心感がベースにあるのかもしれません。

いろんなツールで繋がれる時代だからこそ、あえてコミュニケーションの原点=相づちに心を込めてみませんか? その優しい相づちが循環したら、今の自分の居場所がもっと「大好き」になるかもしれませんね♡

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深井ゆきえ

元ミヤギテレビアナウンサー。Date fm「Morning Brush(7:30-11:00)」木・金曜担当。おいしいものを食べたい欲が人一倍強く、趣味は季節の手仕事というオーガニックオタク。2人の娘の子育てと仕事、自分時間のバランスが目下の課題。

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元ミヤギテレビアナウンサー。Date fm「Morning Brush(7:30-11:00)」木・金曜担当。おいしいものを食べたい欲が人一倍強く、趣味は季節の手仕事というオーガニックオタク。2人の娘の子育てと仕事、自分時間のバランスが目下の課題。

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