バーゲンのあり方が変化している!?
お金の「良い使い方」を真っ先に生かしたい場面が、夏のバーゲン! お買い物のコツを、スタイリストの若林夏芽さんに聞きました。
POINT
1.バーゲンは「安さ」に翻弄されないで、冷静に見極める場に
2.質のよい「バッグ」や「靴」はバーゲンの狙い目
3.活用度大の「靴下」はカラフルなものをぜひ
4.ちょっといい道具類や日用品こそバーゲンを活用して入手
1.バーゲンは「安さ」に翻弄されないで、冷静に見極める場に
コロナ禍以降、「買う服を厳選するようになった」という声をよく耳にするようになりました。私自身も一生ものを吟味して選ぶようになり、自分にとって必要なものとそうでないものに気付くいい転機になったと感じています。
また、服の廃棄量が問題視されているファッション業界では、1シーズンだけ着て捨ててしまうような買い方を見直したり、在庫を多く持たなかったりするショップが増加傾向。バーゲンも、安さに釣られて不要なものまで買い込む場から、本当に必要なものだけをお得に購入する場へと変化するように思います。私たちには買わない選択肢を含めて、買うべきものを冷静に見極めることが求められているのかもしれません。
2.質のよい「バッグ」「靴」はバーゲンの狙い目
定価を払ってでも欲しいと思える質のよい「バッグ」「靴」がバーゲン対象になっていたら、狙いたいものの一つ。一生使えるとはいえないまでも、メンテナンスしながら長く愛用できるアイテムだからです。
質のよいもの=高価なものかと聞かれることがありますが、私は「機能美を備えている」「品質と価格のバランスに納得ができる」ことが、質のよさだと思います。デザインだけがよくても使いにくければ長く着られませんし、自分の身の丈に合った価格でなければクローゼットで寝かせてしまいがちですよね。その上で直観的にいいなと思ったものを選ぶとよいと思います。
3.活用度大の「靴下」、今季はカラフルなものをぜひ
バーゲンで買って活用度大のアイテムといえば「靴下」。中でもまとめ買い対象ではなく、靴下としては高価格帯の、単品で販売されている靴下がバーゲンではイチオシです。
今年はグリーンや青など、パキっと鮮やかなカラーがトレンドですが、普段カラフルなアイテムを身に付けない人は、靴下であれば取り入れやすいです。サンダルと合わせれば今季らしさが演出できますし、ローファー、ブーツ、スニーカーとも相性ばっちり。ちょっと冒険かなと思うカラーのほうが、コーディネートの良いアクセントになりますよ。
4.ちょっといい道具類や日用品こそバーゲンを活用して入手
バーゲンというと服飾品をイメージしますが、実はキッチンアイテムなどの道具類や日用品も狙い目。ブランドアイテムも割引き対象になっていることが多く、ちょっといい道具や日用品を取り入れるには、絶好の機会。ぜひチェックしてみてくださいね。
取材協力/若林夏芽さん
ファッション・フードなどのスタイリングを担当。「Soup」名義で、撮影コンセプトに合わせてセレクトした服・雑貨を販売するポップアップショップも実施。次回は9月を予定。
インスタグラム:Soup_percolators
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