こんにちは!旅大好き、温泉大好きぷらんです。
今回はずっと前から行ってみたかった、小野小町の伝説が残る小野川温泉(山形県米沢市)に行ってきました。
車でのルートは、
仙台
↓
東北自動車道・東北中央自動車道経由
↓
小野川温泉
温泉に行くと、当然だけど、毎日温泉に入っている方たちに会いますよね。
いつも思うんです、お肌のつや感が違うな、と。
それが決して気のせいではないのは、今回の小野川温泉に入って強く思いました。
なぜか。
小野川温泉のお湯が、とてもやわらかくて、しっとりしていて、本当に感動したから。
あ、いいお湯に出会っちゃた(にやり)
これはそんなレポートですw
しっぽりとした小野川温泉
お湯のお話の前に、ちょっと小野川温泉のご紹介。
ここに伝わる小野小町の伝説とは、夢でお告げを受けた小町が、温泉で病を癒やしたというもの。
小野川温泉はこの伝説に始まるので、開湯は約1200年前。そのころも清らかな川が流れ、夏にはホタルが飛んでいたのだろうなと、温泉街を歩きながら思いをめぐらせてみました(小野川温泉はほたるの里)。
温泉街の真ん中あたりにあるのが共同浴場「尼湯(あまゆ)」。のどかな温泉街にしっくりくる、趣ある佇まいが何ともいい感じ。尼湯は小野川温泉のシンボルだそうで、とても大事にされているのがわかります。
この尼湯の前と、温泉の共同駐車場脇にあるのが飲泉所。
飲めるんです、このお湯。
小野川温泉旅館組合の組合長を務める齊藤孝夫さんにお話しを聞くと、
「飲泉できる温泉はいろいろありますが、酸っぱい味や苦い味など、温泉の味はさまざまで、味がしない温泉も意外と飲みにくいです。そこから比べると小野川温泉は薄い塩分があり飲みやすい温泉です」
というわけで、ちょっとずつ口に含んでみました。
うん、確かに飲みやすい。
看板には飲用法もしっかり書いてあります。
温泉で米沢牛をしゃぶしゃぶ♪
そんな夕食メニューも、齊藤さんが営む「うめや旅館」にはあるそうです。
こだわり温泉がひと味違う!うめや旅館
さて、この日のメインイベントの温泉入浴。
「うめや旅館」で入らせてもらいました。
とっても楽しみにしていました。
その理由は。
このタオルの文字を見てください。
「四号源泉入浴の証タオル」
160匁という、使いやすい厚さにこだわったタオルなのですが、それ以上に目を引くのがタオル名。
「四号源泉入浴の証」
うめや旅館は、小野川温泉の4号源泉のみを掛け流して提供している宿なんです。
これはどういうことかというと、
4号源泉は約80.3度と熱い温泉なので、小野川温泉の共同浴場などでは、約36度の5号源泉とブレンドしています。
ブレンドする方法は温度調節が簡単なのですが、お湯にこだわるうめや旅館では、4号源泉を熱交換システムで温度調節。お湯が「こってりしている」「とろみが違う」とお客さまに好評なのだとか。
さあ、その4号源泉、
さっそく入ってみましょう!
お湯に感動
温泉分析書によると、小野川温泉の4号源泉は、
含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
pH値6.8(中性)
という泉質。
「硫黄泉」と「塩化物泉」としての泉質別適応症が認められる、という温泉です。
硫黄が入っていますが、ほのかに香るくらいの程よさです。無色透明、見た目地味です。いかにもという白色でもなければ、青緑色でもありません。(といっても、源泉の色は基本的にすべて透明で、いかにもの色は酸化などで色がついて見えることがほとんど)
ところが!!
評判どおり、このお湯がスゴイ!
入ってすぐに「あ、この温泉好き」と肌が反応、想像以上の心地よさに感動しました。
多くのものは「見た目」という視覚情報が、その後の感想・感情を大きく揺れ動かしたりもします。その視覚情報がふつーな分、温泉の心地よさを脳がしっかり感じとったのかも。
なので、この4号源泉の場合は、「入ればわかる!」
とにかく一度入ってみて!
とみなさんに言いたいww
ちなみに、硫黄泉は3大美人泉質の一つ(ほかは炭酸水素塩泉と硫酸塩泉)。地球の恵みにたっぷり浸かった肌は、湯上りも気持ちよすぎて、しばらく幸せ気分に満たされていました。
温泉がつくる名物
小野川温泉は、温泉玉子づくりにとっても温度が絶妙なんです。
温泉街には温泉玉子づくりを体験できる専用スポット(有料)があり、ここに玉子を入れておくと、12分くらいでおいしい状態になるそう。
さらに冬になると、温泉を利用して栽培される野菜が登場。
それが「豆もやし」。
長さ30センチ近くにもなるというその姿は、すらりとした色白美人な感じ?? シャキシャキとした歯ごたえがたまらない、と教えてもらいました。
お湯はサイコーだったし、すっかりファンになってしまった小野川温泉。次はホタルの季節か、豆もやしの季節か、どっちもかw
いずれにしても、近いうちにまた来まーす!
小野川温泉観光協議会
https://onogawa.jp/
小野川温泉うめや旅館
https://onsentamago.com/
コメント