今回の《街なかの気になる》は?
仙台の街なかの「気になる」こと・もの・スポットを、タネルンがリサーチする《#調べてTANELUN》。寄り道感覚で気楽に、時にはマニアックなところまでじっくりと掘り下げれば、夢中になれるものが見つかるかも!
今回TANELUNスタッフが潜入調査するのは、仙台市青葉区片平にある毛糸専門店「itoshigoto(いとしごと)」。
お店のホームページを覗いてみると、毛糸のカラーがとーっても可愛い! 「これは編み物デビューするしかない」と、モチベーションが高まったスタッフ。さっそく予約をして、編み物教室に行ってきました。
完全予約制の毛糸専門店
地下鉄東西線「青葉通一番町」駅から徒歩約15分。東北大学片平キャンパスの近くに、お店があります。
ここかな…? 細い階段を上ると、
ガラス扉から見えるたくさんの毛糸。よし、ここに違いない!
扉を開けると、店主の小山未紗さんが待っていてくれました。
編み物が盛んなフィンランドへ留学したことをきっかけに、編み物が趣味になったという小山さん。数年前に地元・仙台でなじみの毛糸屋が閉店したことを知り、店を開きたいという気持ちが芽生えたのだそう。
初めは東京で会社員をしながら仙台に通い、不定期で毛糸を販売。リモートワークとなったコロナ禍に仙台へ拠点を移し、2020年10月に実店舗をオープンしました。現在は完全予約制で毛糸屋を運営しながら、会社員としての仕事、さらには育児と、『トリプルワーク』をこなしているというから驚きです。
北欧生まれの毛糸と手染めの毛糸がずらり
小山さんとのお話も楽しみつつ、編み物体験へ。
TANELUNスタッフが編み物をするのは、小学生ぶり…?全く編み方を覚えていない初心者です。小山さんに相談すると「ニット帽」づくりを提案してくれました。
「ニット帽なんて難しそう…」という不安はさておき、まずは毛糸選びから。
うわ~!
うわ~~~!!かわいい!!!
思わず声を上げてしまうくらい、カラフルな毛糸たちがとっても愛らしい。
お店で販売されているのは、フィンランドやデンマークといった北欧から輸入した毛糸と、小山さん自ら手染めしたオリジナルの毛糸。北欧産の毛糸には“イラクサ”という多年草を使った珍しい糸もあるのだそう。
実際に触ってみると、毛糸の柔らかさや太さもいろいろ。1本の糸でも複数の色が入っていたり、模様が入っていたり…この中から1色選ぶなんて無理じゃない!?
悩みに悩んで決めたのが、こちらの手染め糸。ブルーの発色の良さに惹かれました。
糸が「かせ巻き」の状態になっているので、「かせくり器」を使って編みやすい「玉巻き」にしていきます。
くるくる~っと。
これで準備は万端です!
ニット帽は、2本の棒針がつながった「輪針」を使うと簡単に編めるとのこと。針も購入できるので、用具を持っていない人は手ぶらで参加OK。何を作るか、用途に合わせて相談してみてくださいね。
編み物レッスン
それでは、いよいよ編み物スタート。
初めは編み目のもとになる「作り目」を編んでいきます。ゆっくり解説してもらいながら、小山さんの指の動きを凝視。
あれ?あれれ~?と指がこんがらがりながら、小山さんに助けてもらいながら、何とか作り目は完成。
そして、「表目」「裏目」を2回ずつ交互に編む「2目ゴム編み」の編み方で編んでいきます。
「表・表・裏・裏…」
ひたすらこれを繰り返していくだけ。
編み方を頭に、指に叩き込み、覚えたかな~というところで、1時間の教室が終了。編み物教室は少人数&都度予約制なので、分からなくなった時に自分のタイミングで相談できるのがうれしいですね。冬までに間に合うように頑張ろう!
買い物だけでも楽しい!
予約をすれば、買い物だけの来店ももちろんOK。オンラインでも毛糸を購入できますが、実際に色味を見て決めるのがオススメです。最近では、県外から訪れる観光客もいるのだそう。
店内には小山さんが編んだくつ下や、
子ども服なども販売されています。眺めているだけで癒やされる可愛いさ…
さらに、編んだアイテムに付けるタグや、
ピンバッチなども。お店の中を眺めていると、次はこの糸で…これを使って…と、自然と何かを作りたい気持ちが湧いてきます。
皆さんもこの冬はお気に入りの毛糸を見つけて、ぜひ編み物デビューしましょう。
問い合わせ
itoshigoto
宮城県仙台市青葉区米ケ袋1-5-14 2F
info@itoshigoto.net
https://www.itoshigoto.net/
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