今回の《街なかの気になる》は?
仙台の街なかの「気になる」こと・もの・スポットを、タネルンがリサーチする《#調べてTANELUN》。寄り道感覚で気楽に、時にはマニアックなところまでじっくりと掘り下げれば、夢中になれるものが見つかるかも!
桜やチューリップなど、春の花が咲く季節はもう間もなく!待ち遠しさから花屋へ向かうものの、一輪だけ買うのは何だか気が引ける…。そこで今回は、気軽に花に触れられるスポットを探しに仙台の街なかを調査してきました。
見つけたのは、花屋でありながらカフェとしても楽しめる2店。まずは、仙台市青葉区本町にある「Soup(スープ)」へ行ってきました。
女子のトキメキが詰まった店「Soup」
看板を目印にマンションの階段を上がると、2階にお店を発見!
何だか友だちの部屋に遊びに来たみたい!? では、さっそくお邪魔しまーす。
扉を開けて目に飛び込んできたのは、カラフルなインテリアや洋服、花。そして、おいしそうな匂いも漂っています。
やっぱり、友だちの部屋に遊びに来たみたい!(友だちの部屋にしてはおしゃれ過ぎるけれど…)
フローリスト・料理人・スタイリストの3人の女性たちが手掛けているという、こちらのお店のコンセプトは「食事と花、ワードローブ」。
マンションの一室をリノベーションしたという店内には、カフェスペースを中心に、洋服や靴、器などがディスプレイされたショップ、そして花屋が展開されています。
「Soup」というお店の名前だけあり、食事メニューのメインはスープセット。月替わりと日替わりの2種類から選べます。おいしそうな匂いの正体はこれか~!
この日は夕方にお邪魔したので、チャイを注文。グラスまでかわいいなんて…!スパイスから煮出しているというだけあって、濃厚な香りと奥深い味わい。店内にディスプレイされた花を眺めながら、まさに至福のひとときです。
部屋づくりの参考に
それぞれのテーブルに置かれたメニュー表には、お店で販売中の花が紹介されています。
花屋のブースは入り口近くの小部屋に。ちょっとのぞいてみようかな~
鮮やかな花たちがひしめきあっているこの部屋は、なんと元バスルーム。斬新かつステキすぎる空間に、思わずうっとり…!
この日はチューリップやミモザなど、春の花がたくさん並んでいましたよ。
花屋を担当しているのは、フローリストの宋 明花(そう あすか)さん。ウェディングの業界やフラワーショップでの仕事を経験した後、仕事仲間・友人でもあったスタイリストの若林さん、そして若林さんのお母さまである料理人の3人で、お店をオープンすることになったそう。
「自分のために花屋に行くのは、少しハードルが高いもの。カフェの利用や洋服を買いに訪れた人が、気軽に花に触れるきっかけになっていたらうれしいです」と宋さんは話します。一輪だけの購入はもちろん、散歩のついでに立ち寄るだけでもOKとのこと。
「自分の部屋に花を取り入れるイメージをしやすいように」という思いもあり、あえてお店を「部屋」のような空間に作り上げているそうです。
お店に入った瞬間から帰る間際まで、トキメキが止まらない「Soup」。友だちの部屋に遊びに行くような感覚で、気軽に扉を開いてみてくださいね。花束のアレンジは事前に予約を。
問い合わせ
Soup
宮城県仙台市青葉区本町2-9-20 BIビル201
営業時間/11:00~18:00
定休日/水・木曜
TEL:080-3336-5009
https://www.instagram.com/soup_percolators/
花と食事で元気をチャージできる店「L’UTOPIE」
次に訪れたのは、仙台市青葉区春日町にある花屋&カフェ「L’UTOPIE(ユートピア)」。
せんだいメディアテークの近く、晩翠通り沿いにあります。お店の温かな光に誘われてさっそく店内へ。
店内は、カウンター席を中心とした開放的な空間。
そして、お店の奥には花やグリーンがずらり。ビビットなイエローの壁とかわいらしい植物たちを眺めているだけで、元気が湧いてきます!
お店では、系列店である国分町の人気店「BISTRO ENCORE(アンコール)」のビストロ料理を提供。デザートメニューは、スコーン、キャラメルプリン、ピスタチオアイス…どれも惹かれる~!
11:00~14:00のランチタイムは、ドリンクやミニデザートとセットでお得に楽しめます。
本町にある「ダモコーヒーハウス」のコーヒーや、春日町にある「アトリエイチマル」の紅茶など、ドリンクメニューも豊富。アルコールもあるので、のんびり昼呑みもできちゃいます。
今回注文したのは「タコライス」。華やかな盛り付けに見惚れつつ、まずはひと口。
自家製のサルサソースが絡み合ったスパイシーな牛ひき肉、そしてライスの間にサンドされたまろやかなチーズが相性バツグン!チップのザクザクした食感をアクセントに、どんどん食が進みます。コク深いかぼちゃのスープや自家製パンも絶品でした。
何でも花瓶に!?まずは一輪買ってみて
大満足の食事タイムを終えて、花のブースへ。
この日はチューリップやラナンキュラスなど、春の花たちが並んでいました。
「花があるだけで、部屋をきれいにしようと思えるもの。心に余裕が生まれて、自分を整えてくれる気がします」と、花の魅力を教えてくれたのは店長・フローリストの横田瑞季さん。
幼い頃に「お花屋さんで食事ができたら良いのに」と考えていた夢が叶ったとのこと、ステキですね!
「花を買う前に『まずは花瓶を買わなきゃ』と思いがちですが、自分の部屋にある物も意外と活用できるもの。気に入った花を見つけたら、まず先に買っちゃうのがオススメ」とアドバイスをもらいました。横田さんは空いたワインのボトルやマグカップに入れて飾ることもあるそうですよ。
花のラインナップは、週に1・2回替わるそうなので、気軽にお店をのぞいてみて。ラストオーダーは17:30までですが、花の購入は18:00までOK。17:30以降に来店の場合は、電話またはインスタグラムのDMから連絡を。
食事をしながら眺めたり、一輪だけ購入したりと、気軽に花に触れられる2店。自分のスタイルに合わせて花との出合いを楽しんでくださいね。
問い合わせ
L’UTOPIE
宮城県仙台市青葉区春日町6-15Gビル1階
営業時間/11:00~18:00
定休/月・火曜
TEL070-9173-3278
https://www.instagram.com/l_utopie.sendai/
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